iPhoneは撮影した写真に撮影場所の緯度経度の位置情報が与えられていて、写真アプリなどで地図上に撮影場所を表示することができます。そのおかげで、あとから「あ〜この写真はこんな所で撮ったなぁ」と思い出にひたることができることから、この機能が好きな方も多かと思います。
しかし、ここで問題が。この機能ですが、写真などをSNSで公開してしまうと、写真の位置情報から知らない第三者へ自宅などの場所をさらしてしまっている危険があります。家族や友人ならともかく、見ず知らずの人に自宅やプライベートな場所を知られるのはちょっと避けたいですよね。
そこで今回は位置情報を特定されて写真から撮影場所がわからないようにする方法を説明します。
写真から位置情報を知られないようにする方法
方法は2つあります。
- 最初から写真に位置情報を与えない方法
- 後から写真の位置情報を消す方法
こちらから自分に合ったやり方で写真の位置情報を管理しましょう。
方法1.設定でカメラの位置情報サービス利用をオフにしておく
この設定をすることで撮影した写真に最初から位置情報が含まれなくなります。
手順は次のとおり。
1.ホーム画面「設定」から「プライバシー」をタップ。
2.プライバシーから「位置情報サービス」をタップ。
3.位置情報サービスを使うアプリ一覧が表示されるので「カメラ」をタップして「許可しない」をタップする。
以上で完了。
方法2.アプリで写真に含まれている位置情報を削除する
撮影した写真にすでに位置情報が含まれる場合は、アプリを使って削除する必要があります。
位置情報が削除できるアプリはいくつかありますが、こちらの「Loooks」がシンプルで使い勝手が良くオススメ。
App Storeからダウンロードできます。
Loooks 無料ダウンロード
Loooks 有料版ダウンロード(240円)
※頻繁に使うなら広告が表示されない有料版がおすすめです。
このアプリを使うと写真のEXIF情報を削除してプライバシーを守ることができます。
これがEXIF情報の中にある緯度経度の位置情報。
EXIF情報とはデジカメで写真を撮影したときに記録される撮影条件の情報のこと。内容は解像度、ファイル形式やメーカー名等々、細かく記録されます。
Loooks で写真の位置情報を削除する方法
1.Loooks のアプリを起動したら、右上の「フォルダー」アイコンをタップします。
2.一枚だけ位置情報を削除したい場合は「EXIF情報を見る」をタップし、複数枚の位置情報をまとめて削除したい場合は「一括処理をする」をタップ。
3.カメラロールから位置情報を削除したい写真を選択(一括処理の場合は複数選択)
4.写真を選択したら、画面下にある「GPSデータを削除」をタップ。
複数枚まとめて一括処理をする場合は「削除しますか?」と表示されるので「位置情報のみ」をタップ。
5.完了すると位置情報が削除された写真がカメラロールに追加保存される。
写真のEXIF情報を確認してみると位置情報は削除されています。
以上で作業は完了。
まとめ
写真を公開する際は一般的なルールを守りFacebookやTwitterのようなSNSに写真を投稿するときは位置情報が付いていない写真を使いましょう!特に自宅で撮った写真などを公開するときは位置情報の削除を忘れずに。